「基準値」次第で無限レベルアップ!体力・集中力の養い方
今回は、優れた成果を出すために必要な、
とても重要な話をしていきます。
良い結果を出すためには、正しい努力。
つまり、正しい方向性を向いた上でいかに的を得た準備をしていくか。
これが絶対条件であることは、いつも言っている通りです。
努力は主に二種類あり、
1、正しい努力
2、間違った努力
2をしている限り、目的地とは別の方向を向いているので、いくら努力しても結果は見込めないからです。
例えば、下関から東京ディズニーランドに行きたいとしたら、まずは目的地までの地図を手に入れる。
その上で、正しいルートを通って行かなければ辿り着かないのと一緒です。
そもそも地図がなかったら、迷子になってしまいますし、
地図があっても、乗る列車を間違えたら、目的地には行くことができないですよね。
まずは、正しい地図と乗り物を手に入れる。
これが目的地に辿り着くための絶対条件です。
まずは、これによって努力の仕方が変わり、ひいては方法論が効率化でき、生産性が上がっていきます。
しかし、それだけではたいした結果は望めません。
受験勉強の場合は、乗り物を運転するのが「自分」になるからです。
普通の新幹線やバス、飛行機であれば、乗員として載っておけば、「運転手(他人)」が目的地まで勝手に連れて行ってくれますが、受験勉強は「自分自身」が運転手です。
だからこそ、まずは1の努力を実践していく。
これが前提で、同時に意識していかないといけないのが、当たり前ですが、自分自身の「レベルアップ」なのです。
「基準」(レベル)
これは、70億人いたら70億人の顔が違うように、同じ絵を見れも人によって感じ方が様々あるように「十人十色」です。
特殊メイクや整形によってしか人の顔は変えられませんよね。
しかし、「努力の基準」は特殊メイクや整形をしなくても、
意識(心)次第で変えることはできます。
もう少し具体的な話をしていきましょう。
例えば、同じ「1時間」の勉強。
これを多いと感じる人もいれば、
少ないと感じる人もいるでしょう。
同じ「3000m走」でも、
長いと感じる人もいれば、
短いと感じる人もいるでしょう。
こんな感じで、「同じ時間量(もしくは作業量)」に対して、人はそれぞれの価値観を持っています。
ただ、ここでひとつだけ断言できることがあります。
それは、上記の例において結果を出すのは、間違いなく後者だということです。
その理由は、「自分の基準」が高いからです。
おそらく1時間という勉強量を「少ない」と感じる人は、普段から1時間以上の勉強をしている人です。
多分「3000m走」を「短い」と感じる人は、普段から3000m以上の距離を走っている人でです。
逆に、1時間という勉強量を「多い」と感じる人は、普段はそれ以下の勉強量しかやっていない人でしょうし、「3000m走」を「長い」と感じる人は、普段それ以下の距離しか走っていない人でしょう。
このように「同じ事」でも、それに対する感じ方はそれぞれです。
しかし、この「感性」は上げていくことができるのです。
なぜなら、今これを読んでいるあなたも、そのような経験があるはずだからです。
例えば、小学校の頃を思い出してみてください。
友達との遊び。これは、基本的に近所という限られた狭い範囲(徒歩圏内)の場合が多かったと思います。
それが、中学校になると、「自転車」で移動できる範囲が広がり、それに比例して、友達と遊ぶ範囲も広がったと思います。
高校生になると、電車やバスという交通手段を使って学校に通学する人も多くなります。
よって、小学、中学の頃よりもさらに広い範囲でお出かけしたり、友達と遊べるようになります。
大学生になると自動車に乗る人もいます。
今まで住んでいた土地を離れて1人暮らしを始める人も多いです。
ここで、また行動範囲が広がっていきます。
自転車も、はじめから乗れる人はあまりいないでしょう。
はじめは補助輪で乗る。
次に補助輪なしで支えてもらいながら練習する。
そうしていくうちに、気が付いたら乗れるようになっていきます。
多くの人がこれと似たような経験をしたことがあると思いますが、
このような過程の中にも、実は先ほど挙げた「勉強量」や「走る距離」と同じく、「基準」という概念が入り込んでいるのです。
つまり、はじめは「慣れなかった」ことでも、それが日常化することによりいつしか「当たり前」。つまりこの段階で「基準が変化」するようになっていくです。
これが人間の性質です。
ポイントは、日常化です。
体力や集中力も同じで、私は陸上長距離をやっていました。
はじめは1kmという距離でさえもきつかったのが、日々練習を続けていくと、
いつの間にか1kmという距離がとても楽だと感じるようになっていったのです。
勉強であれば、私の場合は学校で優秀な友達と積極的にコミュニケーションをとる。
これにより、自分の基準を上げていく努力をしました。
積極的なコミュニケーションといっても、
「昨日どれくらい勉強した?」
「今回のテストどんな感じ?」
とか、こんな質問をする程度です。
ポイントは、自分より「優秀な人」。
つまり、自分より「基準が高い人」に聞くことです。
自分より実力が低い人にこのような質問をしても、逆効果です。
こういう本質的な会話をすることにより、自分の基準の低さを体感レベルで認識できます。
そして、それを自覚することができれば、意識や行動も変わりやすくなります。
例えば、学年トップの小倉くん(仮名)がいたとします。
彼に「毎日どれくらい勉強してる?」と聞くと、
平然な顔で、
「8時間以上(だけど何か?)」
多分、こんな感じで答えてくるでしょう。
つまり、小倉くんにとって「1日8時間以上の勉強は当たり前」であり、それが彼の基準になっているのです。
自分よりレベルが高い人と会話すると、自分のヤバさが痛いほどよくわかります。
カルチャーショックを受けることもあるでしょうが、それが始めの一歩だったりします。
そこで、「自分には無理」と思うのではなく、やっている人がいるんだから「自分にもできる」この思考を持つことも重要です。
たとえ今、どんな環境であろうが、こういう工夫はいくらでもしていけるので、
ぜひ小さいことほど大切にしてみてください。
「優秀な人の基準に、自分の基準を合わせる」
これを意識するだけでも、きっと何か変わるきかっけが生まれるはずです。
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