「人生の原点」
私には、そう呼べる出来事が、
これを書いている現時点で5つあります。
その中でも、この仕事に強くリンクしている最大の原点が、
「受験の第一志望不合格」
この挫折です。
成功から始まっている指導者が多い中、
一方で私は、
「失敗」「挫折」「屈辱」
これがすべてのはじまりであり、
すべての「原動力」になっています。
もし、私が天才ならば、あっさりと受かっていたでしょう。
「落ちたのには、必ず原因がありますからね。」
たった一言だけ。
たった一言だけ。
合格発表当日、
下関西高校を受けて合格した友達と、不合格だった私は、
合否の結果を報告をしに、一緒にバスで塾に行きました。
その時に、
たった一言だけ。
普段は面白いキャラの江本先生が、
涙目になりながら、「重たすぎるプレゼント」を私に授けてくれました。
他の先生は、「まさかお前が・・」
そんな雰囲気で、有り難いことに長々と励ましのような言葉をかけてくれたのですが、
こんなことを言うのも失礼かもしれませんが、
正直、1ミリとも、1ミクロンとも私の心には響きませんでした。
ただ、唯一、中島みゆきさんの大ファンであり、文系担当の江本先生だけ。
彼の言葉だけが10年以上経った今でも鮮明に思い出されます。
「落ちたのには、必ず原因がありますからね。」
この言葉は、きっと一生忘れないのでしょう。
私には、何個かあります。そういう言葉(宝)が。
これを読んでくれてるあなたにも、あるかもしれません。
あの時、
あの場所で、
あの人から言われた一言・・
その人は、心から大切にした方が良いです。
心の底から感謝しまくった方がいいです。
頭ではなく、「心から湧き出てくる言葉」
だからこそ、時が過ぎても、ずっと心に残り続けると思うんですよね。
「マインドを教わった指導者は、一生忘れない。」
これが今、私が最も重要視している部分でもあり、
彼の言葉もまさしく、それでした。
まさに、その時の自分も、きっと時間だけの「慰め」なんかいらず、
的を得た「気付き」を求めていたのだと思います。
「選抜24クラス」
手前味噌ながら、
塾では通知表の5教科評定が24以上。
このクラスに在籍していました。
・周りは灘、開成、ラサールに進学、そんな天才がゴロゴロ。
・山口県最大級の学校の、歴代で最も優秀な学年と言われた中で1位を達成。
・のちの東大生にも勝利。
そんな状況に甘んじて、凡人の私は完全に勘違いし、慢心し、有頂天になっていました。
そんな中、ボキッと折られた鼻
突きつけられた、
あまりにも想定外で屈辱的な「現実」
この問題に対して、その時は、ただただ向き合うのに必死で、
そこに、あの言葉がグサッと刺さったのです。
クリーンヒット
その強烈なワンパンチで、完全に目が覚めました。
彼が発したメッセージは、
「落ちたのには、必ず原因がありますからね。」
たった一言、ただそれだけ。
私は、先生たちにお礼の挨拶をして、塾を後にするのでした。
つづく・・・
▼続きは以下から▼
人生の原点①すべては「下関西高校不合格」から始まった!
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