「結果に満足するのか、内容に満足するのか」
このテーマで、今回も超重要な話をしていきます。
よくスポーツの世界では
1、結果
2、内容
この2つが比較検討されますが、
そのパターンとしては、
①1が良い✕2も良い
②1が良い✕2は悪い
③1が悪い✕2は良い
④1が悪い✕2も悪い
全4パターン。
それぞれバスケで例を挙げると、
①試合に勝った✕連携プレーでパスランのミスがあった
②スリーポイント決めた✕手首のスナップが効いてない
③試合に負けた✕同じ相手に前回よりも僅差で負けた
④パスカットされた✕諦めて追わなかった
こんな具合です。
今回の話をしていくにあたって、
ぜひ知ってほしい人物がいます。
それが、女子マラソンの一山麻緒選手です。
今年の大阪国際女子マラソンで初優勝し、
東京五輪にも出場したランナーです。
特に印象深いのは、大阪国際女子マラソン。
この大会を俺はリアルタイムで観戦していて、
ゴールテープを切った瞬間、超感動。
その画に釘付けになったのを覚えています。
彼女は優勝インタビューで泣いていました。
ここまでは、よくある光景です。
どういうコメントをするのだろう?
そんなことを思いながらその様子を見ていると、
彼女の口から出てきたのは、思いも寄らない言葉でした。
「今は悔しい。日本記録、それだけのために出た」
実は、彼女の涙は、「嬉し涙」ではなく「悔し涙」だったのです。
つまり、上記のマトリックスでは、
はたから見れば①でも、本人にとっては、おそらく④だったわけです。
彼女が心から狙っていたのは、
「優勝」ではなく、その上にある「日本記録更新」
前者はクリアしたものの、後者は未達。だからこその「悔し涙」
このシーンを見て、感動がさらに倍増したのを覚えてるし、
この選手はもっと強くなる。そう確信しました。
結局、一流中の一流っていうのは、
「結果だけではなく、内容にも目を向ける」
「9割の人が見ている場所ではなく、誰も見てない高みを見ている」
「ランナースキルだけではなく、マインドレベルも圧倒的」
だからこそきっと、走者としてだけではなく人間としても強いんだろうな
そんなことを感じました。
今回伝えたいことは、
「志の持ち方」
「目標設定の仕方」
「のぼる山の決め方」です。
これをちょっとだけ周りと差別化してみる。
これだけでも、結果は大きく変わってきたりします。
そして、
目標=「約束」
自分との約束なんだと、
この意識をもつこと。執着すること。そこしか見ないこと。
例えば、営業職で、
会社から割り当てられた「ノルマ」
これが例えば1日1件だとするなら、
✕2。つまり1日2件を「義務」だと、
会社との約束ではなく「自分との約束」だと、
そう自分に言い聞かせて飛び回っていたよ。
なんなら、数がほしい月末あたりになると、例えば、
「1件契約できるまでは絶対にメシ食わない」
こんなマイルールさえ敷いたりしていたよ。
本来なら、数字に追われる恐怖だけでいいのに、さらに自分で自分に追い打ちかけちゃう。
その分だけ、乗り越えたら、また一皮むけちゃうぜ!みたいに、負荷すら、楽しむ!
負荷=ストレスっていうよりは、
負荷=スリリング。そんなイメージ
「泣きっ面に蜂」っていう言葉があるけど、
「泣きっ面に蜂に10匹オオスズメバチ」の方が俺は好きだ。
プーさんじゃないけど蜂蜜超好きなんだけど、
その蜂がいっぱいいた方が、でっかい方が、
その分だけ退治するのは大変だけど、採れる蜜の取れ高も大きいから。
そして、たまに自分で料理したりもするんだけど、
自分で作ったご飯って、上手くいけば、それはそれでまた格別の味だったりする。
そんな感覚とも似てる。いや、それ以上かな。
自分で課したルールをクリアする喜び。達成感。これは、極上の味!
上記の事例は序の口で、
こういう約束を何個も自分と交わしていたから結果も出る。
っていう当たり前すぎるお話。
やっぱり「約束を守ること」は、
メリットしかないし、当然だし、約束のポイントは、
・普段、「約束」っていうワードを使わない領域で約束をつくること。
・他人ではなく自分自身と交わすこと。
・自分だけの約束は絶対に破らないこと。
また約束のスケールに関わらず、
自分との約束を守れる人は、
「根拠のある自信」この強みを持っているし、
「他者からの信頼」この価値も持っているし、
何より、オーラみたいな、良い意味で「雰囲気のある人」になっていくよ。
少なくとも俺が出会ってきた、そういう人間は、そういう修羅場のクリア数が圧倒的な人だらけ。
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