大半の人は、表層が大好きです。
”うわべ”だけを見て、あーだこーだ言いたがり、表面的な部分しか見ようとしません。
しかし、えてして本質的な部分は、その裏にある背景までしっかり見ていくことで見えてきたりするものです。
ついこないだ世界卓球で大活躍した平野美宇選手。
そして、最近話題になっているサニブラウン・ハキーム選手。
彼らにはある共通点があります。
それは、「挫折」です。
まず、平野美宇選手。
彼女は、リオ五輪で日本代表メンバーから落選しています。
そして、サニブラウン選手。
彼もリオ五輪を負傷により断念しています。
そして、今。
平野美宇選手は、中国の世界ランキング1位、丁寧選手からこう言われています。
「平野美宇は、最も警戒しなければいけない選手。」
そしてそれを物語るのが、中国が平野美宇対策として、彼女のコピー選手を何人もつくっているという事実です。
一方、サニブラウン選手。
先日、行われた代表選考「男子100m」で10秒05という自己ベストを記録。
あの桐生選手もおさえて堂々の1位。
見事、日本代表選手に選抜されました。
きっとあの「挫折」がなければ、今の彼らはないでしょう。
ともに、リオ五輪出場を逃した選手。
アスリートにとって、最大のロマンとも言える「オリンピック」
この舞台に、出れそうなところで出られなかった悔しさは尋常じゃないはず。
「負けず嫌い」
これは結果を残す人には欠かせない要素です。
平野美宇選手。
幼少期は、試合に負けたら胃液を吐き出すほど大泣きする選手だったそうです。
サニブラウン選手は、リオ五輪断念の後、海外で武者修行を行っています。
顔はクールですが、その雰囲気からは、TV越しからでも「うちに秘めた何か」が伝わってきます。
もし、悔しさのレベルが低かったら海外なんてわざわざ行ってないでしょうし、やっぱりあの”悔しい経験”がそういう行動につながったのだと思います。
2人とも、今後もっと強くなるでしょう。
あくまでも彼らの最大目標は、東京オリンピックであり、
世界卓球や日本選手権は、その通過点に過ぎないからです。
何事も、劣等感や悔しさ。
これがあればあるほど、その反動は大きくなります。
輪ゴムを強く引けば引くほど、遠くに飛んでいくのと一緒です。
今話題の藤井四段。
彼も小さい頃は、対局で負けそうになると、ずっと将棋盤に突っ伏して泣きまくっていたそうです。
一線で活躍するお笑い芸人でも、プライベートでは意外に無口な人が多いと言いますし、そもそも彼らは自分のコンプレックスを武器に変える達人でもあります。
例えば、トレンディエンジェルの斎藤さん。
彼は、もともと普通に働いていましたが、ハゲてきたことがきかっけで、お笑い芸人になろうと思ったそうです。
余談ですが、トーク力が高い人にも必ず共通点があると言います。
それは、決して彼らは元々話すのが得意だったわけではなく、
「自分の主張が相手に上手く伝わらない」
このような苦い経験を味わい、それを改善したい!
こう強く思い、学んできた人だということです。
実際、私が出会った日本を代表する超絶営業会社のトップセールスマンも、「元コミュ障」だと言っていました。
中学時代は母親だけが異性の話し相手だった。
人の目も見てしゃべることすらできなかった。
こんなことも言っていました。
「素直に悔しがる」
この感情は、物事に真正面から向き合えば向き合うほど湧いてくるものだと思います。
1、少しでも変えたい現状があるなら、そこから目を逸らさず、真剣に向き合う。
2、本気で行動する。
3、成功→自信に変わる。失敗→悔しさに変わる。
このサイクルを回せば回すほど、色んな分野において能力は上がっていきます。
受験勉強、テスト勉強もそう。
本気でやるから、意味がある。
遊びでも本気で遊ぶと、学びの量が変わってきます。
どうせやるなら、半端な気持ちでやって何も得られないより、
どうせやるなら、本気で向き合い、無限に学びを得ていく。
後者の方が明らかにその後の人生が好転します。
挫折をパワーに変えられる人は、本気で向き合った人だけ。
これを肝に銘じて、物事に対する姿勢を上げていきましょう。
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