この言葉は、マイナスの意味が含まれていますが、
実際、遅いことで良いことってそうそうありません。
「先行者利益」という言葉があるように、
何事も早く行動した人がその恩恵を得るということです。
つまり、動くのが遅いとチャンスを逃します。
私の知り合いのトップ営業マンは、
商談と商談の間の移動は、車でもなく、タクシーでもなく、徒歩でもなく、
「全力疾走」と言っていました。
それが、日本を代表する営業会社の「やり方」だそうです。
ちなみに余談ですが、走ることで心拍数が上がるので、
これを何度も続けていくと、擬似的に緊張状態をつくることができるので、
緊張にも慣れる。つまり、プレッシャーに強くなれます。
私の場合なら、野球。そして、大学時代に受講したビジネスプログラムのエピソードが挙げられます。
ある日、野球の練習でコーチがこう言ったことがありました。
コーチ:「誰か、キャッチャーやりたい奴いるか?」
俺:「ハイ!」
真っ先に返事をして手を挙げた俺。
すると、チャンスをもらうことができました。
普段はセカンドが守備位置だったのですが、
「積極的にいくぜ!」
この心持ちが自分を動かし、練習ですが新たなポジションを経験させてもらったのです。
それがきっかけで色んなことが見えました。
キャッチャーの大変さもよくわかりました。
たとえそれで失敗してもいいんです。
挑戦すること自体に意味があるから。
大学時代に開催された国際ビジネスプログラム。
これには、応募期限が設けられています。
私はこれに、直感で迷わず応募しました。
結果、選考に受かり、受講することができました。
ここでは、優秀な先輩とも出逢うことができましたし、それがきっかけで外国人留学生との交流もたくさん行うことができました。
また、ビジネス全般のこともすべて英語で学ぶことができましたし、何よりプレゼンテーションの世界的権威である、ガーレイノルズ教授から直接学べたことが大きかったです。
この人です。
彼は、私の人生に大きな影響を与えてくれた一人です。
もし、あの時瞬発的に動いていなければ、きっと挑戦することをためらい、
このような貴重な経験を積むことができませんでした。
何がいいたいのかというと、何事もスピード感が命だということです。
たとえそれで失敗してもいいんです。
挑戦すること自体に意味があるから。
例えば、勉強や仕事においては、
速く行ってしまうと、正確性が下がるのではないか?
こんな疑問を持つ人もいるでしょう。
しかし、正確性を求めるのは二の次で良いと思います。
正確性を追求することは、完璧主義になることを指し、
また100%完璧を目指す意識は、得てして行動を鈍らせます。
つまり、完璧を求めすぎるあまりに、結局動けずに機会を逃してしまう。
こんなケースが多発するということです。
実際、私も完璧主義な部分があり、それが原因で動けないということが多々ありました。
しかし、あくまでもスピード感。
これにこだわることによって、確実に行動力は上がっていきました。
つまり、生産性が増していったのです。
夏休みの宿題も同じです。
最後の最後までやらない。
結局、最終日に慌てて一気にやる。もしくは、できずに新学期を迎える。
こういうタイプは、完璧主義者が多いです。
しかし、スピード重視でわからない問題はどんどん飛ばす。
わかる問題だけ解いていく。
こうやって、すべてを解こうとするのではなく、
自分でやれる範囲だけやろう!
この思考でいくと、行動がスムーズに進みやすくなります。
結局、完璧主義者は、自分でハードルを上げている。
つまり、自分の首を自分で締めているのです。
自分でハードルを上げると、後が苦しくなります。
まずは、60%くらいの力でいいや。
このくらいの気軽さで、ハードルを下げることが大切です。
スピード感持って行動→改善。
このサイクルを回していけば完成度も自然と上がっていきます。
【関連動画】夏休みの宿題が早く終わらない人のたった1つの共通点
思い立ったら、すぐ行動。
「ジャストインタイム」という言葉もあります。
できない人ほど、今できることを後回しにします。
「明日できることは、今する。」
これを何度も心の中で唱えたり、実際に声に出して復唱すると良いです。
紙にも書いて毎日見ましょう。
それだけも、徐々に徐々にジャストインタイムで動けるようになっていきます。
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