「名曲」ってなんで覚えようとせずとも勝手に覚えるんだろうね。
こんなことをあなたは真剣に考えたことがありますか?
例えば、
”となりのトトロ”
この曲を知らない人はいないだろう。
あの曲のサビ
「となりのトトロ、トトロ、トトロ、トトロ~♪」
何回トトロを繰り返すんだっていうくらい、トトロまみれな歌詞。
あれだけリピートすれば、
いやでも脳は忘れない。
ポニョはどうだ?
「ポーニョポーニョポニョ、さかなのこ~♪」
これもポニョづくし。
これらの曲もそうだけど、
体育祭、文化祭、卒業式で使われる曲であれば、
練習などで連日、同じ曲を聴くことになる。
つまり、触れる頻度が多い。
だから俺は、
・小学校の時の運動会はKinKi Kids、
・中学校の合唱コンクールは心の瞳、
・高校の時の卒業式はコブクロなどなど、
その場その場で多く触れた曲を10年以上たった今でも、
すぐに思い出せるだけではなく、即歌うこともできる。
いわゆるこれが長期記憶。
ただ、俺はサビ以外はあまりよく知らない。
この理由を考えた時に、
「サビが最も触れる頻度が多いから」
という答えにしか行き着かない。
世の中にはいろんな名曲があるが、
サビ以外は上手く歌えない、覚えてないのは、
サビが最も触れやすいから。
サビ以外は最も触れにくいから。
CMで用いられるのもサビ、
口ずさむ時もサビ、
歌詞がリピートされるのもサビ、
つまり、
「頻度」
これが1つめの答えだ。
なぜ名曲のサビは勝手に覚えるのか?
2つめの答え
「曲調」
科学的にも証明されているんだけど、
人間の脳は、リズム感が大好物。
脳には、電源のようなものがあって、
まず、リズムに乗ることでそのスイッチがONになる。
大半の物事は、この「リズム」がポイントだ。
野球だって、投手も打者もタイミングのとり方は重要だし、
書道だって、筆使いには独特のリズムがある。
仕事だって、メリハリつけてリズミカルにこなせる人は強いし、
リズムを味方にできるかどうかでその生産性も天と地だ。
余談になるけど、そのリズム感は、
幼ければ幼いほど上がりやすいと言われている。
だから、幼い時にピアノを習ったり、色んな音楽を聴くことで、リズム感(右脳、感性)を磨く。
また、それだけではなく、「リズム」を音楽以外の分野に応用することが重要だ。
俺自身もそうだけど、ピアノで学んだ「調子」を書道やスポーツに落とし込んだりね。
そうやって1を10にしていくんだよ。
ちなみに今、当塾でもパフォーマンスを向上させるための専用BGMを取り入れたりしている。
3つめの答え
「シチュエーション」
名曲ほど色んな場所、色んなシチュエーションで流れやすい。
TV、イベント、お店のBGM、ラジオなどなど、様々な場面で聴くようになる。
人間の脳みそはマンネリを嫌うから、
同じ作業をするにしても、1つの固定された場所でこなすよりも、
そこに変化を加えた方が効率化されやすい。
名曲は色んなシチュエーションで耳にする
だから、名曲は覚える。
トトロ
ポニョ
あらゆる名曲は、
①リピート
②リズム
③シチュエーション
この3つの原理により、
勝手に人の脳裏に焼き付く。
つまり、そこにはロジックが存在する。
偶然ではなく、必然なのだ。
だから、中高生は、この3つを受験勉強に置き換えて工夫することが大事!
塾生には普段から伝えている通りだけど、
①なら、そういうシステムを自分の家やそれ以外でも作りまくればいいし、
②にしても③にしてもそう。
以下の記事に書かれてることも③の一例だしね。
自習勉強ができる場所10選(下関市・全国編)
音楽含め「芸」の分野って、極めて感覚的なものだったりするから、
こういう感性に依存しやすいことほど、
何気ない日常的なことほど、
些細なことほど見過ごしやすかったりする。
でも、そういう時ほど、一歩立ち止まって「ハテナ」を振り、
感情ではなく、「理屈」で物事を真剣に考えてみると、新たな発見や知恵が生まれやすくなったりするよ!
今回の記事は、あくまでもその一例かな。
ちょっと難しい話かもしれないけどね
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