「優秀になりたい」
もし、あなたに少しでもこんな想いがあるのなら、
最短ルートとして、やるべきことは以下2点。
1、自分より優秀な人を見つける。
2、その人となるべく一緒にいようとする。
これだけ。
俺は、ずっとこれを実践してきている。
人は最も長く時間を一緒に過ごした人から、良い意味でも悪い意味でも強く影響を受ける。
だから、子は親に似る。意識しなくても、勝手に似てくる。
仕草、癖、話し方、性格などなど・・。
・友達の口癖がうつってしまった。
・友達と趣味嗜好が似てきた。
・住む場所を変えたら、方言がうつってしまった。
こんな経験ある人も多いんじゃないかなって思う。
俺自身、下関弁、北九州弁、関西弁、関東弁。
これまで関わってきたその土地独自の言葉がうつってしまい、今でも色んな場面で色んな方言が出ちゃう。
例えば、「~じゃん」
とか言い出す。
東京にいたのは、もう数年前の話なのに・・。
「なんでやねん」とか言い出す。
大阪にいたのは、もう数年前の話なのに・・。
つまり、身近な人間関係だったり、コミュニティーだったり、
そういう「環境」によって色んなものが「うつる」ことは結構多い。
それどころか、今の俺の方言のように、長い年月が経った後でも忘れないくらい完全に定着してしまうことだってある。
この現象は、脳科学ですでに証明されている。
脳は、目の前に映る人や物事をまるで自分がしているかのように錯覚する。無意識的に。
そして、対象との共有時間や頻度が多ければ多いほど、知らず知らずのうちに自分にミラーしてくる。深く沁み込んでいく。
ということは、例えば色んな意味で親が優秀ならば、
その子どもは、ずっとそばにいるだけで優秀になれる確率が高い。
逆も然り。
”カエルの子はカエル ”
こんな定説もある。
これを構成する要素は2つしかない。
まずは、遺伝。
そして、環境だ。
前者は変えられない。しかし、後者なら変えられる。
大事なのは、変えられないことに目を向けるのではなく、変えられることに全力を注ぐことだ。
例えば、元プロ野球選手の古田敦也さん。
彼は現役時代、野村克也監督に徹底的についていった。
ベンチの中でも、常に野村監督のそばに座っていた。
つまり、努力で向上可能な「環境」のレベルを上げた。
だから、たくさんアドバイスがもらえたし、DNAレベルでも意思や教えが浸透したと思うし、結果的にあれだけの名選手になれた。これは、彼自身も認めている。
他にも、この仕事して思うのは、色んな意味で能力が高い傾向にある属性。
これは、自営業の息子(娘)である確率が高い。
学力というよりも、総体的な能力。
具体的には、コミュ力だったり、礼儀作法だったり、アグレッシブさであったりそういう部分。
これも、普段から親の背中をみているからだし、近い距離で指摘される環境のレベルが高いから。
ただ、それだけ。
優秀な企業であればあるほど、トータルの能力値を求めてくる。
これは、間違いない。
そして、俺には才能が全くない。
ただ、唯一あるとするなら、厳しい環境に飛び込む勇気と覚悟。
これがあったから、後天的にレベルアップしてきている。
よって、もしあなたが向上したいなら、親を超えたいなら、辿るルートはただ1つ。
親以外の優秀な人を探す。
勉強だけではなく、色んな意味で能力が秀でた人と出会う。
そして、その人たちとなるべく多くの時間を共有する。
そうすることで、能力は勝手に上がっていく。
「鳶が鷹を生む」
という言葉が成り立つのも、この時のみ。
つまり、さっきの定説にも例外があるわけだ。
遺伝?
そんなのあまり関係ないよ。少なくとも学力においてはね。
遺伝と能力の関連性が高いのは、芸術、スポーツ、音楽。このあたりだけ。
学力に関しては、遺伝で決まる先天的なポテンシャルよりも、
「後天的な環境」
つまり、
・いかにレベルの高い指摘を浴び続けられるか。
・いかに正しい努力が継続できるか。
このへんで大体決まってくる。
だから、テストの点数や成績が悪い原因を「遺伝のせい」にする人は、
それは、ただの言い訳。
「怠け者アピール」をしているだけだということに早く気付くべき。
もし、そうでない自信があるなら、自分以外に原因を求めるのではなく、まずは変化可能な「身を置いてる環境」や「努力の仕方」を改めてみよう。
そうすれば、何事においても伸びる確率はグッと跳ね上がる。
結局、
「育つ環境」
「努力の仕方」
これがすべて。そう確信する。俺自身がそうだったようにね。
変えられることだけに目を向けていこう。
コメント