学生たちへの提言
10代の頃は、とにかく色んな人と接しまくったほうがいい。
特に、中学高校時代って人格がダイレクトに現れやすい時期だから、
この時期に多くの人と関わることで、人間といういきものを深く知ることができる。
もちろん、そこには苦しみがともなうことがあるかもしれない。
けど、その分だけ多くの発見や楽しみも必ずある。
実際に俺は中学校は、下関の川中中学校。高校は、北九州の九国という中高ともに生徒数が市内トップクラスの学校で育った。
それは、すごくありがたいことだと感じる。
なぜなら、それだけ多くの人間を見ることができたからだ。
中学校は、1学年の生徒数250人くらい。
高校は、1学年350人くらいいた。
中学時代を振り返ると、
どうにも手に負えない結構なヤンキーたちもいたし、
のちに東大合格を果たす友達や、世界的な有名企業で働く友達もいたりした。
性格も多種多様。
明るい人、暗い人。
うるさい人、静かな人。
真面目な人、不真面目な人。
秀才、不良。
優しい人、いじわるな人。
自立した人、甘えん坊な人。
引っ張っていく人、ついていく人。
積極的な人、消極的な人。
まさに、俺のいた学校は「人種のるつぼ」だった。
中学当時の俺は、とにかく誰とでも、そして積極的かつフレンドリーに。
こんな感じで、学年中の人たちに対して、自発的に絡みまくっていた(笑)
その上で、部活はもちろん、多くの習い事をしたり、色んなコミュニティーに属したりすることで、本当に多くの世界を体験した。
そして、高校では、その正反対。
なるべく自分を殺して、客観的に人を見ようとした。
そのぶん、楽しいこともあったけど、
男だらけの中でしか味わえないものを多く深く学べて人間的にも成長できた実感もあるけど、
入学した瞬間、女がいない雰囲気にカルチャーショックを受けて、
むさ苦しかったし、臭かったし、
どうしても心の底から馴染めない、どこかアグレッシブになれない自分がいた。
これら両方の経験が、今でもすごく役に立ていることは言うまでもない。
だから、両者の気持ちを知っている。
人を見抜く眼力も、この頃の経験がすごく活きてる。
もちろん、誰とでも積極的に関わるって簡単なことではない。
たいてい、人には「自分の枠」というものがあり、それを超えたり、それとマッチしない人とは触れ合おうとしない。つまり、避けようとする。
これは、人間の本能なのではないかと思う。
実際、周りの人たちもそういう人が多かった。
真面目な人は、真面目同士で関わり、
ヤンキーは、ヤンキー同士で集団化する。
いわゆる類友の法則。
もともとは俺は内気な性格だけど、
それでも新しい世界に飛び込みまくったからこそ、見えた景色があった。
なぜ俺はこんなことができたのだろう?
時々そう思うことがある。
それは、一重に「自信」。
これがあったからじゃないかなって思う。
やっぱり、自信がなければ、人は積極的になれない。
つまり、行動力が鈍る。
俺の場合は、野球や陸上、書道、そして勉強。
これに対して、必死に打ち込むことで自信をつけた。
だからこそ、まずはそういうものに打ち込み結果を出すことに100%コミットしてほしいって思う。
そうすれば、自信がついて、色んな人とも交流でき、その結果世界が広がる。ひいては、人生が変わる。
以上のように、勉強することは、人生を豊かにする一手段。
10代の頃にどれだけ学べるかによってその後の人生は大きく変わると思うよ!
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