これは、生徒の保護者からたまに聞かれる質問です。
結論、全力で「ノー」です。
当たり前のように。
中高生の頃は、勉強がめちゃくちゃ嫌いでした。
正直、めんどくさかったです。
この世に勉強なんてなかったら・・・
こんなことをいつも思っていました。
だから、勉強嫌いっていう気持ちはよくわかります。
というか、中高生で勉強好きな子なんているのかなぁ・・
って思います。
どうやら、その生徒の親からすると、
「先生っていう職業は、勉強が好きな人が多いイメージがある。」
ということのようです。
確かに、今はどちらかというと勉強は好きです。
というより、学ぶことが好き。
になりました。
それまでは、
何のために勉強するのか?
勉強してそれをどう応用するのか?
これが全くわかりませんでした。
そういえば私の高校時代、学年集会というものがあり、
そこでお話があったのですが、ある先生が、
「勉強とは、生きる力をつけるためにするもの」
というようなことを言っていました。
それは、とても印象的な言葉でした。
でも、その時の私には、何を言っているのか全く理解ができませんでした。
ただ、ただその先生の発言がなぜか心に響いたのです。
それから、数年後。
私はあの言葉の重みを多々体感することになります。
大学から大阪や東京に出て、
地方にいたら絶対に出会えない超一流の人たちとの出会いがあり、
それがきっかけで人生観が大きく変わり、視野が広がり、
どんなことでも楽しみを見いだせるようになりました。
つまり、優秀な人にとことんついていくことで、
自己成長が大きく加速したのです。
たくさん投資もしました。
アルバイトや仕事で稼いだお金も、大半は自己投資に充ててきました。
だからこそ、精神面でも能力面においても、
大きく変わることができたと強く思います。
色んな経験を通じて、あの時胸に響いた先生の言葉が、本当の意味でわかるようになったのです。
「あの時、先生が言ってたことはこういうことだったのか!」
こう思うことがしばしばあり、まさに点と点が線でつながるようになりました。
この学びを体感的に得ました。
そのたびに、勉強ってただやるだけじゃあんまり合理的ではない。
学んだことを色んなことに生かしていくこと。
これこそが、本当に大切なことだと強く思います。
それ以降も、この言葉を体感することが本当に多いです。
結局、1を10→100→∞(無限)にしていくことが大事で、
勉強という1つの枠を超えて他に活かす思考の技術。
これを私は、優秀な人との出会いによって身につけました。
だからこそ、その学びを伝えています。
これを習得すれば、人生レベルで様々な良い影響がでてきます。
だから、私の指導では、勉強だけではなく思考面においても、かなり深いところまでアプローチしています。
例えば、
勉強=ゲーム。
これは、私がよく言うセリフですが、
小学、中学、高校、
このあたりは、意識次第でイメージアップを狙うのが良いかなと思っています。
だって、「生きるために」なんて言われても、十数年そこそこしか生きてないこどもは「???」でしょう。
だから、そこで視点を変えて、ゲームに置き換えたり(ゲーミフィケーション)、スポーツに置き換えてみたり、色んな工夫をしています。
実際、私がこどもの頃は、好き嫌いで勉強をやっていたのではありません。
ライバルに負けたくないから。
とにかく1番になりたいから。
相当な負けず嫌い。
そんな性格だった私は、とにかくこの一心でやっていた気がします。
以上のように、勉強することのメリットがたくさんあるのは事実です。
それの主張と裏付け、あとは考え方を変えることで、
生徒には勉強に対する嫌なイメージを少しでも払拭していってもらいたいですね。
もし、圧倒的に優秀な人たちとの出会いがなければ、
こういう視点も生まれなかっただろうし、
こうして言語化もできていなかったでしょう。
こういう本質的な話こそ、
大人はこどもに教えてあげるべきだとつくづく思います。
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