あるホームレスの男性ビリーが道端で募金活動をしていました。
これは、人のためではなく、あくまでも自分が生きていくための募金です。
そこに偶然通りがかった女性サラが寄付をして行きました。
しかし、サラは家に帰った時、ある異変に気付いたのです。
「指輪がない」
サラはビリーに寄付した時、
小銭と一緒に指輪も寄付してしまっていた(気付かず落としてしまった)のです。
その翌日、サラは寄付した場所に行きましたが、
残念ながらビリーはいませんでした。
2日後、サラはもう一度その場所へ行きました。
すると、ビリーが同じ場所で募金活動をしていたのです。
サラはビリーに立ち寄って言いました。
「あの、、すみません。指輪がありませんでしたか?」と。
ここで質問です。
ビリーはどういう反応をしたと思いますか?
「そりゃあ、ホームレスなんだから指輪を売ってお金に変えたって言うでしょ。」
多分、多くの人がこう考えたのではないかと思います。
実際、ビリーは指輪を売ろうと質屋に持っていったところ、
「40万」で売れると入言われたそうです。
しかし、その時ビリーの脳裏に浮かんだのは、
牧師を務めていた亡き祖父の言葉でした。
「ビリー、人は天使ではない。悪魔でもない。ただ、努力すれば天使に近づくことはできる。」
この一言を思い出したビリーは、結局指輪を売ることをしませんでした。
またその女性がやってくるだろうと考えていたビリーは、やはりやって来たサラに指輪を返しました。
「ありがとうございます」
サラはお礼をしました。
なかなかいい話でしたね!
チャンチャン。終わり。
ではありません。
実は、この話にはまだ続きがあります。
後日、サラの旦那さんがビリーの元へお礼をしにいき、
その後、恩返しとしてビリーを応援したいと、寄付を募るインターネットサイトを立ち上げたのです。
サイトには、「ビリーの行動を称える話」が掲載されました。
すると、瞬く間に話題となり、メディアでも取り上げられ、なんと寄付金が約1,900万円も集まったのです。
このお陰で、ビリーはホームレス生活から脱出し、離れ離れになっている親族とも再会することができました。
というお話です。
このストーリーから僕が思ったことは、
(1)人は正直に生きていれば、誰かが必ず見ている。
(2)目先の自己利益よりも、「人のため」に行動する。
それが最終的に自分返ってくる。
(3)人生はいきなり変わりだす。
この3点です。
受験勉強も学校のテスト勉強もスポーツも何でも、
正しい努力をしていけば、それが裏切ることは絶対にありません。
目の前の誘惑に勝てるかどうかも大事。
どっちがより本質的かを考えること。
そして、「ほんの小さな決断」これらによって、
それが素晴らしい結果につながっていくのです。
ビリーの運命を大きく変えたのも、たった1つの決断。これだけでした。
俺も、「テストで1番になる!」
こう心から強く決心してから、何もかもが変わりだしました。
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